1年と3ヶ月 忘却と風化
昨日で、震災から1年と3ヶ月が経過しました。
特に何かの区切りというわけではないのですが、私が震災当時石巻市内に勤務していた当時の上司・同僚と今日、震災同窓会となり、当時の思い出などを話した。
たった1年3ヶ月なのか、もう1年3ヶ月なのかそれぞれだと思う。
話をしていて、当時のことが思い出せないことが多々ある。
夢中で過ごした1年だったのだから、覚えて無くてもしょうがないということになったが、忘却が確実に始まっていると思った。
私たちは別として、被災者にとって忘却は、復興するためには必要とも思える。
津波の被害を受けた地域は、復旧にはほど遠い状況にあり、被災の記憶を引きずっては前には進めないと思う。
しかし、風化もかなり進んでいる。風化と忘却はちがう。
風化は、世の中の忘却で被災者の記憶の忘却とはちがう。
まだまだ復旧していないのに、復旧した地域に生活している人々も被災地のことを忘れているし、報道も復旧を連想させるものも多い。
まだまだ全国の皆さんの支援が必要な地域は沢山ある。
今は、風化が怖い。
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